いまよりまだずっと初心者だったころ、インタネット上のある写真サイトでタマネギの写真を見た。
たまねぎだ、たまねぎ。

写真の中のたまねぎはあまりに美しく、それは太陽と大地の恵みを二次元の世界にしっかりと凝縮して描写していた。アートだった。
それが私の、写真にハマって行った原体験のひとつだ。

とにかく、日常にありふれた物の中の意外な美しさを引き出すということ。
それが写真に課せられた重要な使命などだと知り、以来ずっとその使命を果たしたいと思ってはいる。思ってはｗ。

で、なんどかやってみたけど、なかなかうまくいかない。
毎年旬のこの時期にやってみるのだけれども、なんだかうまくいかない。

少しずつだけどよくなっているような気がするのは、腕前が上達したというよりも、カメラの性能がよくなっているのが最大の理由のような気もする。