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失敗写真も全部、保存しておこう
写真を始めたばかりのうちは、よっぽど才能のある人を除いては、どれが良い写真でどれが悪い写真なのか、わからないものである。
とくに自分の撮った写真についてはなおさら眼が曇ってしまってよく分からない。
自分の撮った写真はぜんぶ良く見えてきたり、
あるいは反対に、ぜーんぶしょーもないように思えて自己嫌悪にひたったりもする。
ならば全部、保存しておくべきである。
初心者である自分の眼があてにならない以上、将来、上級者となったときの自分の眼の判定にゆだねるのである。
実際、ブレ写真、ボケ写真、ノイズだらけの写真というものは、上級者の眼には案外魅力的に写るものらしい。初心者とはまた違った見方をするものであるそうな。
そしてその将来になって、みごと上級者となった自分が見たとき、やっぱり全部ダメダメ写真だったとしても、自分のたどった軌跡を振り返ることができるし、あるいは少なくとも思い出にはなる。
ハード・ディスクも今は安い。
買ってきて思い出を残しておこう。
2002-11-14 02:37:39
- Date : 2008-05-18 (Sun)
- Category : カメラ生活の道具