noises of photos デジタル時代の写真=写心論考
届いたメルマガを何気なくながめていたら、 面白いことが書かれていてふ~んと唸らされました。
なんでも、日本で人気の漫画をアメリカなど英語圏で出版するときには、 ページを左右反転することにしているんだそうな。 んなことしたらサザエさん一家なんてみんな左利きになっちまうけれども、 それでもそうする必要があるんだそうな。
最大の理由は、英語圏の人間は、文字を左から右に読む習慣が確立しているため、そのクセで、コマを追うのも左から右へ、でないとあかんのだとのこと。
なるほどー。そう言えば、右開きの英語の本なんて見たことない。
左右上下自在の日本語の場合は、どちらでもなんとでもなりそうなものなんだけれども、 セリフが縦書きで、それを右から左へ追って読むナラワシ上、 コマ送り・ページ送りともに右開きが圧倒的に優勢なんでしょうなあ。
となると、漫画を読む際に、 そのマンガ絵を見るときも多分右から左へ眺めていくクセがついているはずで、 だとするときっと、写真を鑑賞する際も無意識のうちにそうしているんだろうと思う。
どうかな。
風景写真なんかを撮るときは、 右のほうから左へ向かって起承転結を考えるのが本当なのかも知れない。
お粗末(__;)。
2005-04-06 02:56:22
付記:2年ぶりの付記である。
実はそのとおりなんだそうである。
基本的に、日本人は図柄を右から左へ読んでいく。 なので、時間軸は左向きなのだそうだ。
だから、ポートレートなどで左を向いた写真は未来志向型、 逆に右を向いた写真は過去回顧型ということになるのだそうだ。
なるほど。