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にゃんこ写真を撮る方法
先だって私は、
にゃんこ写真でもって新聞社主宰の写真コンテストで上位入賞をするなどという 快挙というか暴挙をやらかしたのだった。
別に写真が上手なわけでもない私が、 なんでにゃんこ写真だけはちょっと評判がよいかと言うと、
ほんとはネタをバラしたくないのだけれども、 実は私の住む周辺にはノラネコがやたら多いのである。 近所の公園を歩くとねこだらけで足の踏み場もない。 というのはうそであるが。ま、それぐらい多い。

この、被写体に恵まれるということはめちゃくちゃ大切なことなのだ。
実は3年ほど前、写真に親しみ始めた最初の年だったのだが、 ミツバチが花の蜜を吸っているところの写真を撮って、 おおーすっげー見事な写真だと思って周囲に見せて、大笑いされたことがあった。
その時そこにいたその道の先輩が見せてくれた写真には、 画面の真ん中で大写しとなったハチがいままさに花弁に突入せんと ホバリングしている瞬間を捉えたものだった。あっけにとられた。こんなん取れるワケねーと脱帽した。

ところが翌春、ちょうどいまぐらいの季節だったのだが、 満開の桜を撮ろうとしていたら、おなじく満開の桜の花の蜜を求めて、 めっちゃくちゃたくさんのハチが寄ってたかっていたのだった。
おおー撮れるわ撮れるわ。 その先輩の写真に勝るとも劣らぬとは行かぬが、 じゅうぶんそれらしい『ホバリング』の写真が撮り放題。 なんだこんなに簡単なことだったのか。と思った。
撮影チャンスは待っていても向こうからはやってこない。 撮影チャンスがごろごろ転がっているところに行けば、 そこにはチャンスがごろごろころがっている。
この、被写体に恵まれるということはめちゃくちゃ大切なことなのだ。 なにしろ、沖縄で雪景色は撮れん。

2005-04-08 02:55:18
- Date : 2008-05-18 (Sun)
- Category : 五年目