noises of photos デジタル時代の写真=写心論考
ほとんどの一眼レフの場合、ファインダの見え具合をその人の視力に合わせるための、 視度調整機能というものがある。 写真のカメラ(SD9)の場合、ファインだの上にあるスライドレバーがそれである。
この視度調整機能があることによって、近視気味の人でも遠視気味の人でも、 ばっちりと被写体にピントを合わせることができる。のだそうである。 とは言え、あまりこの機能についてしっかりと考えたことはなかった。
ワシは利き目の視力がわりといいほうだから、 この視度調整レバーがどのあたりにあろうとあまりカンケーない感じがしていたのである。 まぁ、適当なところで適当にちゃんと見えていた。
むしろ、この視度調整レバーの効き目こそ、あまり理解できていなかった。 のである。
ところが、である。
ある日、ファインダの中にあるシャッタスピードだの絞りだのの数値が全く読めなかった。 これは、私の視力が突然落ちたというのではなく、 たぶん、カメラを掃除しているにでも、不用意に視度調整レバーにさわってしまい、 設定位置がズレたのであろう。
仕方がないので調整しなければならなくなったのだが、この出来事は私に僥倖をもたらした。つまり、それまで私は視度調整をする際、 漠然とファインダの中にある風景を見て調整しいたのだが、そんな曖昧なもので調整するのでなく、 いま、見えづらいと思った、ファインダ内に表示される数値を見て調整すりゃえぇじゃないか。 と気づいたのである。
なんて賢い!(笑)。
で、やってみると、確かに視度調整というのは実は相当にシビアなものであることが分かった。
ここ!
という位置がきっちり存在するのだ。
以前のように、だいたいまぁこの辺り、では拙いことが分かった。
カメラを始めて4年目も終わりに近づこうかという時期に、初めてこんな基本的なことを知った。
一眼レフを触りjはじめてから数えても、もう3年ぐらい経過している。
なんてことだ!ワシがマニュアルでのピントあわせがどうしても下手糞だったんは、 これが理由だったんだ!
…ということにしておこう。
2006-01-13 02:37:42
みなさん、視度調整、ちゃんとやってますか。