年末・年始にロシアンレンズにハマったというのは、前に書きました。
なぜハマったかというと、ロシアンレンズの描写が思ったより美しい&シャープだと思えたから。
よくあるパターンかも知れんが、
二~三千円で買えるチープさを思わせない写りぶりに、びっくりした。
それで、これはもう今後はロシアンレンズに限るなぁと(笑)。
アダプタさえ入手してしまえば、あとはレンズ代がほとんど要らんのではないかぁと。
とまぁビンボくさいけれど、そう考えた(のも当然と言うもので)。
で、しばらくのあいだ一人悦に入ってロシアンレンズで遊び呆けていたんだけれども、ふと、実に重要な問題がそこにあるではないかと気付いた。それが昨日。
なんで精密機械工業で世界一を誇る日本の最新型レンズが、ロシアの、いつ製造したかもはっきりせんようなレンズに負けなければいけないのだ?
あるいはそうではなくて、ひょっとすると真実は、
ワシが『精密機械工業で世界一を誇る日本の最新型レンズ』を使いこなせていないだけなのか?
というのがその重要問題。
いったんそう考えるとあとは、自分の使い方が悪いのではということばかりがアタマの中をかけめぐり、昨日は一日じゅう、
かぜ気味でぼう~~~~っとしたアタマで
う~~~~~~~んんん~~~~~んと考え続けたのでございますよ。
そうして思い当たったのが、
ひょとするとレンズ保護フィルタなんてぇものをつけてるからいかんのではないか、という直感。
なにしろ、ロシアンレンズの場合はレンズ保護フィルタを装着すると、保護フィルタのほうが高くついてしまい、レンズを買い換えたほうが早いじゃないのということになりかねないので、ロシアンレンズは「ハダカ」で使っていたんですね。

レンズフィルタがクサイのではないかと思い至ったのは、
最近の新発売されるレンズがデジタル対応を謳ったものばかりであることが気になったから。
なんでも説明によると、デジタルカメラの場合はセンサへの入射光の直線性が重要であり、
レンズ内での乱反射はコントラスト低下などの原因になるとのことで、
従って、不要な反射を抑えるために構成レンズには特殊なコーティングがなされているのだと。
このあたり、ただレンズメーカが商売精神で言っているだけだとは言い切れないニュアンスがある。
さて仮にレンズメーカの説明どおりであるとするなら、
レンズフィルタとて同様のコーティングがなされていなければならないハズである。
しかしデジタル対応フィルタなどというものは聞いたことがない。
ってことは、フィルタがあかんのではないかと。そう考えたわけ。
んでここ数日、保護フィルタなしでの撮影をしていたんだけれども、なんつーか、はっきり分かるような顕著な違いは無いんだわさなー。むしろ、絞りだのシャッタ速度だので生まれる差異のほうがデカい。
ならば保護フィルタというものには害はないのであろうか。
あーさらに分からんようになってきた。
2005-03-10 00:36:38