noises of photos デジタル時代の写真=写心論考
去年の夏ごろのことだったが、たまたまテレビに映っていた絵画に非常に惹かれ、気になってしょうがなくなり、ついに晩秋の11月19-20日の二日間、東京・上野の西洋美術館を訪れるという愚挙に出た。遅くなったが、メモ書きをもとに感想をレポっておくことにする。
なにしろ、絵の展覧会へいくなどとは、大学時代のデート以来のことである。普段、興味関心などはさらさらない。まして展覧会会場は東京である。遠い。しかし是非、本物をこの眼で見ておきたいと思ったのだった。
出不精のワシを東京まで一泊二日の旅に誘い出したその画家の名は Vilhelm Hammershøi 。